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ゲーリケ Guericke,Otto von (1602-1686)
出身…ドイツ
職業…技術者,物理学者
ライプチヒ大学で芸術を学び,その後ヘルムシュテット大学,イエナ大学で法律,
さらにはライデン大学で法律・数学・技術を学んだ。
マクデブルク市の名家の子であった彼は,若くして市会議員に選出され,1646年から30年間市長を務めました。その余暇を科学の実験にあて,外交活動などの際にも科学実験を発表していたそうです。
1647年,真空が存在するかどうかを確かめるために自ら吸引ポンプを作り,
有名なマクデブルクの半球の実験によって真空否定説を批判しました。そして,真空では音が伝わらない,つまり音は空気があってはじめて耳にきこえるということを実証した。
その後,イギリスのボイルやその助手のフックなどがポンプの改良に着手していきました。
参考文献
D・アボット(渡辺正雄 訳)/世界科学者事典-4 物理学者(原書房)
物理学辞典編集委員会編/物理学辞典 改訂版(培風館)
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