電流が磁界から受ける力の向きと大きさ

< 電流が磁界から受ける力の向き >
tikara tikara

磁界の中を電流が流れると、導線は決まった方向に力を受けて動く。

今、上図のように電流を手前から奥に向かって流したとき、右ネジの法則より、電流を中心とした

時計回りの同心円状の磁界ができる。この磁界が磁石の磁界と力を及ぼし合って、磁界の向きが

同じ場所では磁力を強め合い、逆の場所では弱め合う。そのため、磁界の強い方から弱い方へと

力が働き、右向きの力を受けて動く。また、この力の向きは、常に電流、磁界の向きに垂直である。
< 電流が磁界から受ける力の大きさ >
tikara
磁界の中にある長さlの導線を流れる電流が磁界から受ける

力の大きさFは、電流I、磁界の強さB、および

電流と磁界のなす角度phiの正弦に比例するので、

F=

と表される。

参考文献
 ・中学用 理科 自由自在/恩藤知典 編著/受験研究社/1995年発行
 ・中学校理科資料集/東京書籍編集部/東京書籍/1997年2月1日発行

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