ギルバート(1540〜1603)以降は電気の研究が進み、
18世紀後半になると電気現象を把握するための基本的な量として、
電気の強さ、量、蓄電量などの概念が整理され、数学的な表現ができるようになってきました。
応用力学を専門分野としていたクーロンは微小な力を測定できる”ねじればかり”を1777年に発明し、
1785年にはこれを改良して電気力を測定できるものにしました。
この改良ねじればかりによって、電気の吸引・反発力は万有引力同様に距離の逆2乗に
比例することを確認し、また磁極間にも同じ法則が成立することを発見しました。