回折格子とは右の図のように、ガラス板に1mmについて数百本の割合で細かい溝を刻み込んだものです。これに光を垂直に入射させると、溝の部分にあたった光はさまざまな方向に反射、屈折されてしまいますが、平面の部分にあたった光はスリットのように通り抜けます。よって、非常に細かいスリットを密接して多数並べた多重スリットと同じ働きをして光の干渉を起こすのです。 |
参考文献 | 新訂「物理2」 近角聡信、田沼静一、長谷川博一:著 (出版:東京書籍株式会社) |
5訂「前田の物理1B・2」 前田和貞:著 (出版:代々木ライブラリー) |